約束手形振出人と受取人約束手形は、商品を購入したりして、お金を支払う義務が生じた人(債務者)と、 お金を受取る権利がある人(債権者)の二人の間に交わされます。手形の場合、手形上の債務者を振出人といい、債権者を名宛人といいます。 手紙でも宛先(あてさき)といいますしね。手形に名前を書いて宛てるという感じでしょうか。 通常手紙でも手形でも名前を書く人は、受取る人です。というわけで受取人は名宛人とよばれたりします。 まとめると、支払う人は、支払人でも債務者でも振出人でもあり、 受取る人は、受取人でもあり債権者でもあり名宛人でもあるわけですね^^ 言葉の言い回しに気をつけてください。登場人物は二人です。 振出人が手形上の債務者となり、受取人が手形上の債権者になります。
約束手形の簿記処理例題です。
約束手形の典型的な経済取引ですね。支払いを二ヶ月遅らしてもらっています。 これはお互いの信用があるから可能なことなんですね。 この例の場合、約束手形で支払いをしようとしている四国商店が振出人で、 関東商店が約束手形を受け取る名宛人になります。 考え方のコツとしては、その人の立場になって考えると、仕訳がしやすいです。 振出人が支払った時、決済した時、名宛人が受取った時、 決済した時というように分けて考えるとわかりやすいと思います。 また、簿記処理をするタイミングとしては、経済活動の記録ですから、 振出人が手形を振出した時・決済した時と、 名宛人が手形を振出された時・決済した時、4通りそのままです。
というわけで、約束手形の仕訳は、4通り覚えるということになります。 | |||||||||||||||||||