現金

 どうでもいいですが、やっぱり感覚が市民とは違いますね、某吉野家や飲食店で 支払いが小切手だったら、どうなるんでしょうか?
「あっ財布忘れた、じゃあこの小切手で・・おつりは999万9千…なんて」
ちょっとカッコいいとは思いますが、店長が太っ腹でなければ、たぶん無銭飲食で捕まります。やめましょう(笑)
 
店中の豚丼買えるのにねぇ
 
 

現金勘定2

 今度は実際に現金を受取ったり、支払いに使用した時の、具体的な簿記処理についてです。
私たちが普段使う現金と、どういう違いがあるかがポイントです。
 
簿記処理をするタイミングとしては、
 
「受け取ったとき」− 「支払ったとき」

がポイントになります。具体的な例題をといてみましょう。
 
例題
2月15日 東京商店に商品150,000円を売り渡し、代金は現金で受け取った。
 
3月20日 青森商店から商品200,000円を購入し、代金は現金で支払った。

現金取引時の勘定処理

 現金取引の場合、受け取り時は資産の増加なので、 仕訳の原則より、借方・貸方の要素に分けて、
 
(借方) 現   金××× (貸方) (     )×××
 
と現金勘定科目(資産)を使い、要素は借方だと考えます。
まだ相手勘定科目はわからないので、しかたがありませんが、商品を売上げたいうことで、売上勘定を使用し、答えはこうなります。
 
(借方) 現   金150,000 (貸方) 売   上150,000
 
と現金勘定科目(資産)を使います。逆に現金で支払った時は、資産の減少なので、現金勘定のマイナスと考えて、
 
(借方) (     )××× (貸方) 現   金×××
 
と処理します。というわけで3月20日の仕訳は
 
(借方) 仕   入200,000 (貸方) 現   金200,000
 
が答えになります。とりあえず売上、仕入の勘定科目は無視をしていただいて、現金勘定科目の借方・貸方の動きを覚えてください。
 

【例題】
 2月15日 東京商店に商品150,000円を売渡し、代金は現金で受け取った。
  2/15 (借方) 現  金  150,000  (貸方) 売  上 150,000
 3月20日 青森商店に商品200,000円を購入し、代金は現金で支払った。
  3/20 (借方) 仕  入  200,000  (貸方) 現  金 200,000

 
 

通貨代用証券の勘定処理

 通貨代用証券、例えば小切手の場合も、現金と同等と考えます。
ですので、使う勘定も同じ現金勘定です。受け取り時は資産の増加なので、
 
(借方) 現   金××× (貸方) (    )×××
 
 逆に現金で支払った時は、資産の減少なので、現金勘定のマイナスと考えて、  
 
(借方) (    )××× (貸方) 現   金×××
 
と仕訳します。お金を受け取った時と同じです。小切手勘定なんてしないようにしてくださいね^^

【例題】
 4月2日 中央商店に商品200,000円を売渡し、代金は小切手で受け取った
  4/2 (借方) 現  金  200,000  (貸方) 売  上 200,000
 8月10日 中野商店に商品150,000円を売渡し、代金は小切手で受け取り、ただちに銀行へ預け入れた。
  8/10 (借方) 当座預金  150,000 (貸方) 売  上 150,000
 
 
 
とまぁ、結局このページで説明していない簿記上の現金(郵便為替証書や配当金領収証) も全て現金勘定科目を使用するということになります。同じです。
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