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決算決算は、一定の時期を区切って儲けを算出する手続きだということを、 少し理解していただけたと思います。次は決算をどのようにして行うのか、 利益を知るために財務諸表をどのように作成するのか、 そのためにはどうやって区切っていくのか?という手順についての説明です。 決算の手順形式だてていうと、決算は次のような順序で行われることになります。
決算の手続き
期中の取引が終わり、決算の手続に入るところからです。
・ 決算予備手続 1 試算表を作成する 2 棚卸表を作成する 3 決算整理をする ↓ ・ 決算本手続 5 損益勘定を設定し、費用・収益のすべての残高を 損益勘定へ振替える 6 損益勘定の純損益を算出し、資本金勘定へ振替える 7 仕訳帳・総勘定元帳など、各帳簿を締め切る 8 繰越試算表を作成する ↓ ・ 決算報告手続 9 貸借対照表と損益計算書を作成する その他 : 精算表を作成する 決算にはまず大きく分けて、「決算予備手続」、「決算本手続」、 「決算報告手続」という3つの手続きがあります。この言葉は別に覚えなくていいです。 参考書によって順番がばらばらで、決算本手続のなかに3番の決算整理が入っていたりするんです。 この3つの用語より、9つの手続き+α をおぼえてください。 順番よりも、なにをするのかが重要です。
一口に区切るといっても、これだけの手続を経ないといけない
また、その他の精算表を作成するというのは、決算手続の中では正式な手続ではありませんが、
必要に応じて作成することがあるので、決算手続の中に加えてあります。
んですね ・・・・・ (´・ω・`) 決算予備手続「決算予備手続」は決算を行う、会計期間を区切る際にあたっての準備をするための手続きになります。なぜこのような手続きがあるのかというと、 総勘定元帳は期間中の経済取引を単に転記しているということなだけであって、 財務諸表を作成する元のデータ、総勘定元帳に記帳されているままの状態で集計をしてしまうと、 きちんとした財務諸表が作成されないからです。 これは先ほどの決算によって無理やり区切ってしまうことによっておきる不具合 ということを指しているのですが、この不具合を解消するさせるための準備段階が、 決算予備手続ということになります。決算予備手続のそのおもな内容は、
1 試算表を作成する
期中の取引を記録した元帳の整合性のチェック、 総勘定元帳からの転記が正しいかどうかの検証を試算表を用いて行います。 これは別ページで細かく説明します。 2 棚卸表を作成する 棚卸表というのは、次に行う決算整理に必要な事項を、 一覧表にしてまとめた表のことで、言い換えると、 不具合を調節するためにするべきことが書かれている表です。 この表に基づいて決算整理が行われることになります。 これもまた別ページで。 3 決算整理をする ここでやっと決算整理がでてきました。 前の段階で作成された棚卸表をもとに、 実際に新しい科目を設けたり、記録の修正をしたりします。 この3番目の決算整理は、2番目の棚卸表の作成の手続がなければ、 3番目の決算整理の手続をすることは不可能なので、 2番目と3番目はほぼセットと考えていいと思います。 参考書によっては2番と3番がセットして扱われていて、省略されてたりします。 決算本手続「決算本手続」は帳簿決算とも呼ばれ、 具体的には、純利益の計算や単純な帳簿の締め切りなどが行われ、 簿記の参考書では一番主要な手続きと解説されています。
5・6 決算の時だけに登場する損益勘定科目を設けて、
費用の勘定科目は費用へ、収益の勘定科目は収益として損益勘定科目へ集計し、利益または損失を計算します。
7 仕訳帳・総勘定元帳など、各帳簿を締め切ります。 8 繰越試算表を作成します。ここは余力があれば・・・・ 決算報告手続「決算報告手続」は決算本手続の結果を受けて、 貸借対照表と損益計算書を作成する手続になります。ここはとくに問題はないと思います。 やっとゴールが見えてきました。 | |