日商簿記って?

 日商簿記というのは、日本商工会議所が主催している、民間の検定試験で、正しくは日商簿記検定試験といいます。
 
 ほかにも、社団法人全国経理学校協会が主催する、簿記検定試験、全経簿記検定試験(略して全経簿記または全経)というのもあります。
 
 このサイトでは、日商簿記「3級」にスポットをあてて話を進めて行っています。
 

日商簿記検定の試験データ

合格率

 簿記3級の検定試験は、他の級と比べても受験者数は多く、全国で約8万人が3級の検定試験を受験しています。
 
 合格率は約50%前後で、資格試験の中では、比較的易しく、かなり一般的な部類に入る検定試験なのではないでしょうか?
 
 簿記検定は100点満点のうち70%以上取ると、合格になります。
下図は過去8回のデータです。
 
簿記3級
受験者数 実受験者数 合格者数 合格率
112(H18.2.26) 105,635名 80,570名 37,407名 46.4%
111(H17.11.20) 115,391名 89,482名 19,571名 21.9%
110(H17.6.12) 101,274名 79,825名 46,519名 58.3%
109(H17.2.27) 92,675名 70,262名 22,352名 31.8%
108(H16.11.21) 118,961名 94,581名 40,361名 42.7%
107(H16.6.13) 99,529名 79,163名 10,820名 13.7%
106(H16.2.22) 90,407名 72,277名 35,765名 49.5%
105(H15.11.16) 111,952名 90,469名 37,025名 40.9%
104(H15.6.8) 102,865名 84,309名 25,299名 30.0%
103(H15.2.23) 90,269名 72,508名 20,183名 27.8%
102(H14.11.17) 106,413名 85,612名 27,787名 32.5%
101(H14.6.9) 95,523名 77,664名 41,916名 54.0%

 
 

受験資格

制限はありません、誰でも受験することができます。
 
 

受験料

3級の受験料は2,040円(消費税込み)になります。
 
 

試験の実施日

簿記3級の試験が実施される時期は
2月の第4日曜日
6月の第2日曜日
11月の第3日曜日
年三回受験のチャンスがあります。

 
 

試験時間

2時間です。
 
 

申込み期間

申込み期間は、試験日の約2ヶ月前頃から近くの商工会議所に問い合わせてみるといいでしょう。
 
 
 

各級のレベル

 日商簿記3級は、商業簿記(2級になると工業簿記というものもでてきます)に関する基本的な理解を問う試験です。
 
1級: 税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門。大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。
2級: 高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ。
3級: 財務担当者に必須の基本知識が身につき、商店、中小企業の経理事務に役立つ。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。
4級: 簿記入門編。小規模小売店の経理に役立つ。勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解している。

どうせやるなら、やっぱり1級をめざしたいですね。
 
 
 
 
 
簿記いいな.net
独学簿記3級講座
Home簿記勘定科目一覧簿記関連リンク
簿 記 い い な . n e t 〜簿 記 検 定 の 入 門 サ イ ト〜 】Copy right (C) Since 2009/2/25 当サイトの内容・構成・デザイン・画像の無断転載、複製(コピー)は一切禁止です。