仮払金・仮受金例によって記帳するタイミングは、勘定科目または金額がわからないことが判明したとき、 そして勘定科目または金額が確定したときです。例題です。
勘定科目または金額がわからないことが判明したとき従業員が出張して、出張する際の費用を手渡したのですが、具体的な金額がわからないという状態です。このとき、仮払金(資産)として一時的に処理をすることになります。
勘定科目または金額が確定したとき今度は従業員が出張からもどり、費用の具体的な金額がわかったときの記帳方法です。確定したときのパターンとしては、費用を渡しすぎたときと、 足りなかったときとの2パターンがあります。 といっても考えは同じなので、さらっと見てみましょう。 <旅費が仮払金を超えた場合> 従業員が出張から帰ってきて、旅費が余ったということですね。 この場合は、従業員からお金を返してもらいます。 2−1
この仮払金を消す仕訳と同時に、現金も戻るという仕訳をすることによって、 勘定口座上は現金が貸方に、旅費交通費が借方に費用として残ることになります。 <仮払金が旅費を超えた場合> とくに問題ないと思います。今度は従業員が旅費を余分に支払っていたので、 2−2
従業員に不足分を渡すということになります。自腹をきらせたらいけません。(笑) 仮払金勘定科目はどちらの場合も消えることになります。典型的な仕訳ですね。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||