未収金・未払金まあリクツ云々は抜きにして商品売買から生じる債権 → 売掛金勘定 商品売買から生じる債務 → 買掛金勘定 商品売買以外から生じる債権 → 未収金勘定 商品売買以外から生じる債務 → 未払金勘定 と、機械的におぼえてしまってもいいかもしれません。 それでは問題を解いてみましょう。
まずは買主A社の経理係になった気持ちで考えてみましょう。 買主(債務者)の場合問題文より、商品売買目的外の債務ということで、 科目は買掛金ではなく未払金(負債)を使用します。A社 7月3日
買掛金勘定科目ではなく、未払金勘定科目を使用するとによって、 商品売買目的以外で生じた支払わなければならない債務があるということが帳簿上わかることになります。 次に7月31日に現金で支払ったということですから、 A社 7月31日
未払金という債務を減らすと同時に、現金も減らすという仕訳をします。 売主(債権者)の場合次にB社です。B社は営業用のトラックをA社へ売却したということですが、 問題になるのはあとで支払うということですから、 売掛金か未収金の勘定科目のどちらを使えばいいのかということですね。そこで手がかりはないかなと見てみると、 問題文の最後に、「 B社はA社と同業である 」 とあるので、 B社は販売目的で売ったのではないということがわかり、 使用する勘定科目は未収金(資産)になり、 B社 7月3日
となります。
ちなみに営業用のトラックは固定資産ですから、売却をすると通常損益が発生することになるのですが、
問題文は触れていないので、損益はなかったとみなして無視をします。
次に現金で支払ってもらったときは、
B社 7月31日
と仕訳をします。 以上が未収金・未払金の基本的な記帳のしかたになります。試験もこんな感じで出題されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||