有形固定資産減価償却費の計算方法そして減価償却費をもとめることになるわけですが、 減価償却費の計算方法は、その固定資産の性質にあわせて価値を減らしていくのが合理的ですね。たとえば建物だったら、使用した時間を基準にして減価償却をしたほうが理にかなっていますし、 営業車のばあいは、使っていた時間を基準にするよりも、走った時の走行距離を基準に 価値を減らしていったほうが合理的といえるでしょう。 簿記で研究されているさまざまな基準があるなかで、おもな減価償却の計算方法は、 定額法・定率法・生産高比例法・級数法と4通りあります。
このうち定率法・生産高比例法・級数法の3つは簿記2級の範囲なのでここでは学習しません。 簿記3級では、もっともかんたんで一般的な、定額法という減価償却の計算方法を学習します。 減価償却の3要素そして実際に減価償却費を求めるわけですが、 その前に実際に計算するうえで、3つの要素をおぼえてください。3つの要素というのは
取得原価 と、耐用年数 と、残存価額
の3つです。
この3つ要素を計算の道具として使用することによって、何がわかるのかというと、 減価償却をするべき金額がわかるんです。 |
有形固定資産
◆有形固定資産の種類◆有形固定資産の取得 ◆有形固定資産の減価償却 ◆└減価償却費の計算方法 ◆ └ 定額法 ◆└減価償却費の記帳 ◆ └ 直接法と間接法 ◆有形固定資産の売却 ◆└ 直接法と間接法 | |||||||||||